日々の仕事や人間関係、新しい環境での毎日に、「なんだか最近、心がどんより曇ってきたな……」「ちょっとバテ気味でエネルギーが切れてきたかも」と感じることはありませんか?
そんな、なんとなく心がジメジメして前を向けない時期におすすめなのが、『リトル・ミス・サンシャイン』(2006年)です。
🏆 世界中がお墨付きを与える最上級のロードムービー
- サンダンス映画祭:上映後に大絶賛の嵐!
- 第79回アカデミー賞:助演男優賞・脚本賞の2部門受賞
- 第19回東京国際映画祭:観客賞など最多3部門受賞
映画の魅力は、何と言っても下品で毒舌、だけど誰よりも愛が深くて破天荒な「おじいちゃん」の存在感!生きづらい世の中の常識を豪快に笑い飛ばしてくれる彼の言葉や、バラバラな家族が紡ぐ泥臭いドラマは、疲れた心に本当に深く突き刺さります。
今回は、世界中で愛されるこの映画が私たちに教えてくれる「本当の強さ」と、観終わったあとに心の底からパワーが湧いてくる見どころを、リアルな感想と共にご紹介します!
あらすじ
7歳のぽっちゃり娘・オリーヴが、美少女コンテストの全国大会に出場決定!彼女の夢を叶えるため、おんぼろの黄色いワーゲンバスで800マイル離れた会場を目指すことになります。
しかし、同行する一家は「ヘロイン中毒のじいちゃん」や「自殺未遂の伯父」など、全員が心に闇を抱えたワケありのポンコツ家族。
次々と襲いかかる最悪のアクシデントを乗り越え、彼らは無事にコンテストのステージに立てるのか……?
崩壊寸前の家族が絆を取り戻していく、笑いと涙のロードムービーです。
💬 映画を観て感じたこと(感想)
⚡ネタバレ含みます
1. 「本当の負け犬」とは何かを教えてくれる救い
一家はそれぞれ個性豊かな面々です👪
- 父親(リチャード):勝ち負けにこだわる、売れない成功論提唱者
- 母親(シェリル):夫と喧嘩ばかりで疲れ果てている
- 伯父(フランク):失恋と失職で自殺未遂をした、ゲイの元大学研究者
- 兄(ドウェーン):パイロットの夢のため、数ヶ月も無言を貫く少年
- 祖父(エドウィン):ヘロイン常習者で下品で毒舌
- 娘(オリーヴ):ポッチャリしていて眼鏡をかけた、お茶目で純粋な7歳の女の子
こんなワケあり家族が、1台の黄色いミニバンで長距離旅に出るのですから、道中はアクシデントの連続。なかでもやっぱり、ヘロイン中毒のおじいちゃんは強烈です。下品で毒舌ですごい存在感を放っていたのに、旅の途中でいきなり天に召されてしまったのですから。でも、おじいちゃんは、死んですらも家族に高い影響力を誇ります。
「負け犬がどういうものか知っているのか?本当の負け犬は、勝てないことを恐れて、努力もしないようなやつのことを言うんだ」
これは、旅の途中で予定していた本の出版がおじゃんになったことを知り、ショックを受けるリチャードに、おじいちゃん(存命時)が贈った言葉。この遺言ともいえる言葉に後押しされて、リチャードも家族も、様々な困難を乗り越えて、なんとかコンテスト出場にこぎつけるんです。疲れた時、人生の大先輩の言葉ほど刺さるものはありません。
3.アクシデントから深まる家族の絆
旅の途中では、クラクションは鳴りっぱなし、ギアは壊れて毎回みんなで車を押して発進、最後にはスライドドアまで外れる始末。トラブルが起きるたびにワーゲンバスはどんどんボロボロになっていきます。
でも、そのたびに家族みんなで力を合わせて乗り越えていく姿が、とにかく笑えて愛おしい。普通なら最悪のハプニングなのに、一家にとっては、すべて家族の絆を深める”イベント”になっているんです。
4. 爆笑してホロリと泣ける、伝説のダンスシーン
そして何より、この映画の魅力を語る上で絶対に外せないのがラストのダンスシーンです。
おじいちゃんが愛する孫のオリーヴに生前、秘密で特訓していたダンスは、お高くとまったコンテスト会場の空気を一瞬で凍りつかせる、最高にハッピーで破天荒なストリップダンス(笑)!
周囲がドン引きし、激怒した主催者が「今すぐ子供をステージから降ろせ!」と詰め寄る中、娘の純粋な頑張りを守るために父親のリチャードがステージに飛び乗り、一緒にめちゃくちゃなダンスを踊り始めます。続いてフランクも、ドウェーンも、母親のシェリルも、次々とステージに上がって家族全員でバカになって踊り狂う瞬間は、爆笑しながらもボロ泣きしてしまいます。
🎬 おわりに
⚡ネタバレ含みます
結局、コンテストは今後一切の出入り禁止という条件付きで失格処分になってしまいます。誰一人として世間一般の「勝ち組」にはなれなかったけれど、バラバラだった家族の心はどこよりも固い絆で一つになります。またあのおんぼろの黄色いワーゲンバスを全員で押して、笑いながら家路につくエンディングは、観ているこちらの憂鬱や疲れを一気にマッハで吹き飛ばしてくれます。
完璧じゃなくてもいい、家族が笑って幸せならそれでいい。そう思わせてくれる一本です。
ぜひ、この破天荒じいさんとポンコツ家族から圧倒的なパワーをもらってください!
🌿こんな人におすすめ
- 周りの目や評価に疲れちゃった人
- 「勝ち組・負け犬」という言葉に息苦しさを感じている人
- 完璧じゃない家族のドタバタ劇で思いっきり笑いたい人
- 不器用だけど愛のある、おじいちゃんの力強い言葉に救われたい人
- 観終わったあとに、スカッと爽快な気分で明日を迎えたい人
✨『リトル・ミス・サンシャイン』配信・購入情報
配信
DVD/Blu-ray
※Amazonプライム会員の方は、追加料金なしで見放題対象の場合があります(初回30日間無料体験あり)。
※各サイトの配信状況、価格、在庫状況は時期によって変わることがあります。最新の情報は各リンク先にてご確認ください。
🎬作品情報・キャスト
2006年製作/100分/PG12/アメリカ
原題または英題:Little Miss Sunshine
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:2006年12月23日
監督:ジョナサン・デイトン バレリー・ファリス
キャスト:
・リチャード・フーバー:グレッグ・キニア
・シェリル・フーバー:トニ・コレット
・フランク:スティーヴ・カレル
・グランパ:アラン・アーキン
・ドウェーン・フーバー:ポール・ダノ
・オリーヴ・フーバー:アビゲイル・ブレスリン
・ブライアン:ブライアン・クランストン
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