『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』レビュー|高石あかり沼継続!ゆるい日常と本格アクションが最高

ばけばけロス解消にと観てみた、『ベイビーわるきゅーれ』で、
すっかり作品の虜&高石あかり沼に。

続けて『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』を鑑賞しました。

今回も、かっこいいアクション&ゆるい会話が刺さる作品でした!

目次

『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』あらすじ

ちさと(高石あかり)とまひろ(伊澤彩織)は、ジム代や保険料、教習所代など、何かとお金がかかる現実にまたも頭を抱えていた。

一方その頃、殺し屋協会のアルバイトとして働く兄弟コンビ・ゆうり( 丞威)とまこと(濱田龍臣)も、
報われない待遇に不満を募らせていた。

そんな中、「ちさととまひろの座を奪えば正規クルーに昇格できる」という噂を聞いた兄弟は行動を開始。

銀行強盗や着ぐるみバイトに巻き込まれながら、ちさととまひろに新たな危機が迫る。


『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』感想

ばけばけロス解消をもくろんで、
前作『ベイビーわるきゅーれ』を観たものの、
ロス解消どころかますます高石あかりさんにハマってしまった者です。

また、シリーズ化しているとなると続編を観ないと気が済まないタイプです。

本作は前作に比べて、ストーリー性が強くなっていたと感じました。

今回は、殺し屋協会のアルバイトの兄弟が、
正規の殺し屋になりたいがために、ちさと&まひろコンビを狙うというお話。

前回はちさと&まひろを中心に描いていたのに比べ、
今回は殺し屋のアルバイトの神村兄弟の話から、
ちさと&まひろに繋ぐという構成がよかったな。

その神村兄弟の登場によって、
殺し屋にもアルバイトがいたり、
下請けがいるという構造も面白かった。
殺し屋業界が現代社会の縮図のようで、
風刺がきいている可笑しさがありました。

また、兄弟の日常が描かれていたことで、
殺される側に感情移入もする仕様になっていたところが印象的でした。

そして、前回との比較でいうと、
①ちさと&まひろのルームシェアしている部屋がバージョンアップされているところが
シリーズとして観ている者からするとちょっとグッとしました。

というか、単純に物が増えてるんですね。

人形、オーディオ、漫画、そこここに置かれる棚の数々に、
充実した生活を送ってるのかなと。
完全に親目線になりました…。すみません!

②登場人物のゲストも豪華になっていて、
主題歌を担当する”新しい学校のリーダーズ“が
商店街で踊って福引を宣伝するシーンも。

③前作キャラの再登場も嬉しいポイントです。
田坂さん、宮内さん、須佐野さんなど脇役陣の登場場面が増え、
作品シリーズに厚みが出ていました。

そして、相変わらずのゆるい日常+シュールな会話と、
本格アクションもまったくもって健在で、
同シリーズのファンはもちろん、
筆者のように『ばけばけ』から高石あかりを追っている人にも(追っているって怖いか)
存分に楽しめる作品でした。

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『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』考察

ここから少し本作を考察してみたいと思います。

※ネタバレ含みます

殺し屋たちの人間ドラマ

前回も登場した死体処理・清掃職の田坂さん。
彼が神村兄弟に撃たれてしまいます。
もうだめだと、自身の死亡診断書を後輩に書かせます…。

先輩の敵討ちに、また世話になっている田坂さんのためにと、
兄弟を仕留めに燃える後輩・宮内さんと、ちさと&まひろ。

実はふたりは謹慎中でしたが、
スタッフの申請で自腹なら可能とのことで、田坂さん自ら神村兄弟をターゲットにと依頼。

普段小言を言われてあまり良い印象なかったはずなのに、
義理人情みたいなものが感じられてよかったです。

しかも、その話のくだりで、
実は田坂さんも元殺し屋だった的なエピソードもあったりして。
ちさと&まひろだけの展開に終わらず、
他の登場人物にフォーカスがあたっていることで、
作品により深みが出ていました。

ゆるい日常会話に潜むブラックユーモア

あるあると共感したもの

・お家でちさと&まひろがかき氷を食べたとき、
「色のついた舌を他人に見せる人間と見せない人間がいる」

・「舌を他人に見せる人間は、
コンビニのおにぎり100円セールでソーセージおにぎりを選ぶ」

・そのセールの時に、
「塩むすびを買ってる人にしびれた」
「心に余裕を感じる」
「サイコパスなのかな?」

・外出時にお隣さんと同じタイミングになると躊躇する。
連日となると
「ストーカーと思われるかな」

・謹慎になり稼ぎが激変し、かけ将棋をするちさと。
大負けしてもうやらないとまひろに約束するも…
「約束破る人がギャンブルにハマる」

・田坂さんと宮内さんと須佐野さん(ちさと&まひろのサポート役)が
プリンを食べるシーン。
「…待って。うまい」
「なんでギャルって待たせるんですか」

・「安物のサランラップはゴミだ」
「こういう所で生活の豊かさが失われていく」

ブラックユーモアというか風刺利いてると思ったところ

・殺し屋協会の規定違反で謹慎にさせられてしまった際に
「闇営業もだめ」
「殺し自体が闇営業みたいなものでは」
「協会のために身を粉にしてきたのに情けはないの」
「ストライキしよう」
「独立しよう」
「殺し屋ベンチャー立ち上げて」
「ツイートしたら炎上するんじゃない?殺し屋」

・神村兄弟がいきつけの定食屋で働く子が気になっていて、
でも話しかけられず、
「フェイスブックから個人特定する」
「気持ち悪いだろ」

などなど。
こういう世相を反映したような会話が、
プロの殺し屋でそれもまた可愛らしいふたりから出るという、
そういう色んなギャップがいい…。のだと再認識しました。

『花束みたいな恋をした』オマージュ的会話

監督曰く、
映画『花束みたいな恋をした』みたいに、
若者同士が固有名詞をたくさん出しながらリアルな雑談をする作品が大ヒットした。
それを見て、
「だったら同じく会話劇の面白さがある『ベイビーわるきゅーれ』も受け入れられるかもしれない」
と思った。

こちらを参照しました。
『ベビわる2』阪元裕吾監督、活弁シネマ倶楽部で語る – 映画情報どっとこむ

その象徴的なシーンが以下です。

謹慎中で小遣い稼ぎに、商店街で着ぐるみをきるアルバイトをするちさと&まひろ。

その雇い主である渡辺哲さん演じるおじいちゃんが、
話しかけてきます。

・「花束みたい恋をした、みた?」
・『溺れるナイフ』で「ビジュ爆発」
・菅田将暉が紅白できていたニットは「メゾンマルジェラ」

・おじいちゃんに触発されて
ちさと&まひろは家で『はな恋』を観ます。


「なぁんだか大変そーだなー、恋愛もー」
「付き合ってうまくいってないのに、じゃあ結婚しようよ、
結婚しよ。俺頑張って稼ぐからさ。っていう理由がまだわかんなかったな」
「天竺ネズミのライブにはいってほしかったな」
「最後のレストランのシーンはよかったな」
「フィルマークスみよ」

”はな恋”を観てる人にはわかる…となるであろうシーンでした!
それにしても感想薄くないかって思った笑
それがまたふたりらしくて個人的にはツボでした。

いろんな意味で参考になる作品はこちら▼
『花束みたいな恋をした』感想・考察|リアルすぎる恋愛が刺さる理由とは | 映画と寄り道LIFE!

今回のコスプレ(?)は

前回のちさと&まひろはメイド喫茶でメイドさんの衣装を着ていて、めちゃめちゃ可愛かった!

今回はというと、上記に書いた通り、パンダと虎の着ぐるみでした…!
しかも着ぐるみ着てケンカもしてました笑

前回と違う意味で必見です。

まとめ|『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』がくれた気づき

前作よりパワーアップした点もたくさんありつつも、
前作の良さもちゃんと引き継いでいました。

”ベイビーわるきゅーれ”好きにはたまらないだろうし、
新規のファンもたくさんできる作品だと思いました。

ゆるい日常×激しいアクション、
この魅力はやはりこのシリーズならではということを再確認しました!


『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』主な見どころ

アクションとキャラの魅力が進化
息の合ったゆるい日常の掛け合いはそのままに、前作を上回る本格バトルへスケールアップしています。
新たな強敵「兄弟コンビ」との対決
新キャラクターである兄弟コンビの登場により、物語の対決構図がさらに熱くドラマチックに展開します。
変わらない関係性と不器用な成長
シリーズ特有の脱力感や世界観を保ちつつ、不器用な二人の少しずつの成長と絆が丁寧に描かれています。


🌿こんな人におすすめ

  • 1作目が面白く、続きが気になる人
  • ちさと&まひろのコンビをもっと楽しみたい人
  • キレのある本格アクションが好きな人
  • ゆるい日常会話とのギャップを楽しめる人
  • キャラクター重視で映画を観る人
  • 邦画アクションの良作を探している人

『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』配信・購入情報

配信

DVD・Blu-ray

※Amazonプライム会員の方は、追加料金なしで見放題対象の場合があります(初回30日間無料体験あり)。
※各サイトの配信状況、価格、在庫状況は時期によって変わることがあります。最新の情報は各リンク先にてご確認ください。


『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』作品情報・キャスト

製作年:2023年
劇場公開日:2023年3月24日
製作国:日本
上映時間:101分
レーティング:G
配給:渋谷プロダクション
監督:阪元裕吾
脚本:阪元裕吾
アクション監督:園村健介
キャスト: 
杉本ちさと役・高石あかり
深川まひろ役・伊澤彩織
 丞威(神村ゆうり)、濱田龍臣(神村まこと)、水石亜飛夢(田坂)、
中井友望(宮内茉奈)、飛永翼(須佐野)、渡辺哲(松本さん)


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この記事を書いた人

映画と暮らしの中の “ちょっといいもの” を綴るブログ。

映画好きの二児の母。アラフォー/首都圏在住。

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