少し前の作品ですが、印象的な絵と実話というキャッチーさに惹かれて鑑賞しました。
見終わったあとには、「無償の愛」について静かに考えさせられる作品でした。

※アイキャッチ画像は公式サイトより引用しています。
『ビッグ・アイズ』作品情報
製作国:アメリカ
製作年:2014年(日本公開:2015年)
上映時間:106分
レーティング:G
原題:Big Eyes
配給:ギャガ
監督:ティム・バートン
出演:エイミー・アダムス、クリストフ・ヴァルツほか
『ビッグ・アイズ』作品紹介
「アリス・イン・ワンダーランド」「チャーリーとチョコレート工場」のティム・バートン監督が、1960年代アメリカのポップアート界で人気を博した「ビッグ・アイズ」シリーズを題材に、実在の画家マーガレット&ウォルター・キーン夫妻の間で起きた出来事を描いたドラマです。
悲しげで大きな目をした子どもを描いた「ビッグ・アイズ」は、ハリウッド女優たちにも愛され、世界的なブームになります。作者として脚光を浴びるウォルターですが、実際に絵を描いていたのは妻のマーガレットでした。
マーガレットにとって「ビッグ・アイズ」は、自分の感情を表現できる大切な手段であり、その作品を守るために真実を公表する決意を固めます。
マーガレット役は「アメリカン・ハッスル」「魔法にかけられて」のエイミー・アダムス、ウォルター役は「イングロリアス・バスターズ」のクリストフ・ワルツが務めています。
『ビッグ・アイズ』あらすじ
1958年、夫の横暴さに耐えきれず幼いひとり娘を連れて家を飛び出したマーガレット(エイミー・アダムス)。友人を頼り、サンフランシスコで何とか新生活をスタートさせる。
その矢先に、二番目の夫となるウォルター・キーン(クリストフ・ヴァルツ)と出会い、結婚。
似顔絵描きのマーガレットと、風景画を描くというウォルター。
多くの人に見てもらいたいウォルターは二人の絵を売り込み、やがてマーガレットの描く「ビッグ・アイズ」が人気となり、一大ブームにまで発展。
その作者としてウォルターは一躍有名になるが、実際に描いていたのは妻のマーガレットだった。
事実を隠し続けるも、最終的にはマーガレットが告発し、訴訟にまで発展…。
『ビッグ・アイズ』感想・考察
“事実は小説より奇なり”を体現した驚きの実話
本作を見て素直におもしろい、すごい話だと思いました。
これが作り話じゃないから驚きです。
「事実は小説より奇なり」とはよく言ったものだなと純粋に感心しました。
マーガレットが声を上げられなかった背景
そもそもマーガレットは自分が描いたと言えばよいのに!と何度も思いましたが、
当時の女性の地位の低さもそうさせたのだと思いました。
シングルマザーが就職をすることや、子どもを女手ひとつで食べさせていくことがどんなに大変だったかということも背景にあったようです。
とは言え、頼った相手がのちにひどい本性がでてくる、ウォルター。
つくづく男の人を見る目がないマーガレット。
唯一の友人にも指摘されていました。
娘の存在が“正しい道”へ導いた
マーガレットは、娘のために道を誤ったけど、極論娘によって正しい道に戻れたのだと思いました。
子どもを食べさせていかなければという想いから、頼った男にどんどん支配されていってしまう。
世間だけじゃなく娘にも絵を描いていないと嘘をついていることに罪悪感を持ちながらも、
ウォルターに逆らえずにいたマーガレット。
でも娘は全てわかっていたんですね。
最終的に、娘が訴訟は?と応援してくれます。(マーガレットが当時ハマった宗教も関係していたようですが)
“無償の愛”は、親から子よりも子から親へ
最近思うんです(唐突)。
”無償の愛”とよく言いますが、どちらかというと、親から子どもへというより、子どもから親への愛情の方が合っているなぁと。
自分が子どもにどんなに小言を言ったりキツく怒ったりしても、嫌がったり嫌うことなく、変わらず「ママ、ママ」と言って無邪気にたくさんの愛をくれる。(その度にさっきは悪かったな、言い過ぎたなゴメン…と猛省してる)
本作の場合も、娘は、長い間絵を描いていないと母に嘘をつかれていたのに、
怒ることも愛想をつかすこともなく、マーガレットのそばで応援してくれる。
母の置かれた立場や状況を理解し、一番の味方でいてくれる。
母親にとってこれ以上心強いことってないです。
『ビッグ・アイズ』がくれた気づき
「子は宝」。
このどこか悲しげで、吸い込まれてしまいそうなほど大きな目をもつ子ども「ビッグ・アイズ」をみて、
可笑しくもそんなことを思いました。
でも、やっぱり嘘はつくものじゃないですね…筆者も子どもにハタチ(!)だと歳をごまかし続けているのですが、そろそろ告白しないといけないか…と思った次第です。
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