双子の姉妹が迎える“初めてのすれ違い”を、タイの美しい田舎町とともに描いた『ふたごのユーとミー 忘れられない夏』。何でも共有してきた二人が、初恋だけは分け合えない切なさに揺れる──そんな甘酸っぱい青春が詰まった作品です。
『ふたごのユーとミー 忘れられない夏』作品情報
製作国:タイ
製作年:2023年(日本公開:2024年)
上映時間:122分
レーティング:PG12
原題:You & Me & Me
配給:リアリーライクフィルムズ
監督;ワンウェーウ・ホンウィワット、ウェーウワン・ホンウィワット
出演:ティティヤー・ジラポーンシン、アントニー・ブィサレー
『ふたごのユーとミ― 忘れられない夏』作品紹介
本作は、双子の姉妹「ユー」と「ミー」を、デビューしたばかりの新人女優 ティティヤー・ジラポーンシン が一人二役で演じる話題作です。観客が本物の双子だと錯覚するほど、繊細で自然な演じ分けが高く評価されています。
二人の心を揺らす少年マークを演じるのは、こちらも映画初出演となる アントニー・ブィサレー。ベルギーとタイのハーフで、包容力のある優しい存在感が物語に温かさを添えています。
監督は、一卵性双生児の姉妹である ワンウェーウ・ホンウィワット と ウェーウワン・ホンウィワット。双子ならではの複雑で繊細な感情を、リアルな視点で描き出している点が大きな魅力です。
製作は“タイ版A24”とも呼ばれる GDH。ホラーからアート作品まで幅広く手がけるスタジオで、『女神の継承』の監督バンジョン・ピサンタナクーンがプロデューサーとして参加していることも注目されています。
『ふたごのユーとミ― 忘れられない夏』あらすじ
一卵性双生児の中学生ユー( ティティヤー・ジラポーンシン )とミー( ティティヤー・ジラポーンシン )は、生まれてから何でも共有して生きてきたが、同級生のマーク(アントニー・ブィサレー)への“初恋”だけは分け合えず、初めてすれ違いと切なさを経験する。
1999年、Y2K騒動に揺れる夏、二人はシェアできない感情に戸惑いながら、忘れられない季節の終わりを迎える。
『ふたごのユーとミー 忘れられない夏』感想・考察
双子ってどんなものなんだろう?──そんな素朴な疑問に、少し触れられたような作品でした。監督自身が双子ということもあり、二人の距離感や空気感がとてもリアル。食べ放題でしれっと入れ替わったり、映画館にうまく潜り込んだり、追試も得意な方が代わりに受けたりと、双子ならではの“ちょっとズルくて可愛い”日常が微笑ましかったです。
良いことも楽しいことも、そしてY2K騒動で「世界が終わるかも」と不安になる気持ちまで、全部共有できる二人。何より、ユーとミーが本当に仲良くて楽しそうで、その関係性がとても愛おしく感じられました。
でも、同じ人──マークを好きになってしまうという、どうしようもない不幸(?)が訪れます。
しかもそのマークが、成田凌っぽくて、ハーフで、背が高くて、笑うと八重歯がのぞくイケメン。そりゃあユーとミーじゃなくても好きになるよね、という説得力がある。罪な男だと思いつつ、双子に翻弄されて一番不憫なのはマークだった気もしますが…これはここだけの話にしておきます。
そんなマークとの出会いも含めて、ユーとミーにとって忘れられないひと夏になったのだと思います。
さらに、親の事情で子どもの運命が変わってしまう切なさも描かれていました。一心同体のような双子の宿命を受け入れながら、まだ子どもなのに大人のような決断をする二人。その姿が胸に残り、「どうか幸せになってほしい」と願わずにはいられませんでした。
『ふたごのユーとミー 忘れられない夏』がくれた気づき
双子であろうとなかろうと、仲の良い近しい人と同じ人を好きになるのはやっぱり辛いもの。昔から「恋愛と友情どっちをとるか」というテーマはよくありますが、この作品ではそれが“姉妹”という特別な関係の中で描かれています。
そしてやっぱりマークが魅力的。最後の幕引きも含めて、彼の存在が物語を優しく締めてくれました。人を魅了する理由なんてないようで、実はちゃんとあるんだなと感じさせられます。
そんな魅力ある人に今からでもなれるかな…いや、なったところで…というアラフォーの独り言はさておき。
新人女優ティティヤー・ジラポーンシンがユーとミーを一人で演じていたと知ったときは本当に驚きました。完全に双子の女優だと思って観ていたほど、自然で見事な演じ分けでした。
物語には、初めてのデート、初めてのキス、初恋といった思春期ならではのドキワクが詰まっています。タイの田舎町の美しい風景とともに描かれる青春の甘酸っぱさが、印象的な作品でした。
初恋の痛みと双子の絆を、優しさと切なさで描いた青春映画でした。
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