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『僕らの世界が交わるまで』レビュー|痛さとすれ違い、親子の距離感が胸に刺さる
本作は、見方によっては少々イタく感じる親子ですが、その不器用さこそがリアルで胸に刺さりました。 似た者同士の親子を通して、家族の距離感について改めて考えさせられる一本です。 『僕らの世界が交わるまで』あらすじ DV被害者のためのシェルターを切... -
『セイント・フランシス』感想・考察|うまく生きられない日々に、少し救われる映画
これまであまり描かれることのなかった、女性の心と身体のリアル。そこに、差別や偏見といった問いも自然に織り込みながら、最後はユーモアでさらりと締めくくられる本作。 観終わったあと、静かな余韻が長く残る作品でした。 『セイント・フランシス』あ... -
『私は最悪。』感想・考察|迷い続ける時間も、きっと無駄じゃないと思えた
30歳を前に、自分が何者なのかわからなくなる。『私は最悪。』は、そんな迷いの中にいる人にそっと寄り添う作品です。 現代女性はもちろん、世代や性別を問わず共感できる作品です。 『私は最悪。』あらすじ 30歳を目前に、自分が何者なのか分からなくなっ... -
映画『ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像』感想・考察|じんわり後引く良作だった
個人的にはあまり馴染みのないフィンランド映画。正直期待していなかったのですが、じんわり後引く良作でした。 『ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像』あらすじ 年老いた美術商オラヴィ(ヘイッキ・ノウシアイネン)は、家族よりも仕事を優先... -
映画『猫と私と、もう1人のネコ』感想・考察|気持ちを伝えること、人に頼ることの大切さ
突然、家族の誰かを支える立場になったらどうしますか。『猫と私と、もう1人のネコ』は、そんな問いかけのある作品でした。 『猫と私と、もう1人のネコ』作品情報 製作国:日本製作年:2024年上映時間:99分トレーディング:G配給:トリプルアップ監督:祝... -
映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』感想・考察|前半と後半で物語が大きく動く、印象深い一作
年末になると「今年観てよかった映画」の話題をよく耳にしますよね。その中で、タイトルの長さが妙に気になった作品があり、観てみることにしました。前半と後半とで展開が大きく変わるストーリーが印象的でした。 『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕... -
『ニュー・シネマ・パラダイス』感想・考察|なぜ何度観ても名作だと感じてしまうのか
ブログを始めて、何を書こうか考えた時に、いつも頭に浮かんではいたものの、好きすぎてどう書けばいいのか迷ってしまい、なかなか手を付けられずにいた作品がありました。でも、自分のブログを作るなら、大好きな作品をまず載せたい。そう思って、今回よ... -
『フランクおじさん』感想・考察|“人生は君次第”の意味と、分かり合えない家族の物語
家族であっても分かり合えないことがあることは悲しいのでしょうか。そんな問いかけのある作品でした。 『フランクおじさん』あらすじ 1973年、アメリカ南部に住む18歳のベス(ソフィア・リリス)は、ニューヨークの大学へ進学する。その大学には、ベスが... -
『ふつうの子ども』感想・考察|“ふつう”とは何かを問いかける、学校という小さな社会のリアル
子どもは子どもの世界で、大人と同じように悩んだり、考えたり、時には戦ったりしている。 『ふつうの子ども』は、自分の幼少期を思い出しながらどこか懐かしい気持ちになると同時に、現代っ子のリアルな様子をも垣間見られる作品でした。 “ふつう”という... -
『ビッグ・アイズ』感想・考察|“無償の愛”と真実を取り戻す実話
少し前の作品ですが、印象的な絵と実話というキャッチーさに惹かれて鑑賞しました。観終わったあとには、「無償の愛」について静かに考えさせられる作品でした。 『ビッグ・アイズ』あらすじ 1958年、夫の横暴さに耐えきれず幼いひとり娘を連れて家を飛び...