梅雨入りしましたね。雨は時に嫌われますが、恵みの雨とも言います。
こと映画においては、雨が印象的だったり、雨を降らすことで登場人物の心情を表したり、物語を盛り上げたり、映画のメッセージを表現したりしていると感じます。
このページでは雨が物語を語る映画を、王道から変わり種まで4選でご紹介したいと思います。
以下ネタバレ含みます
①『ショーシャンクの空に』:絶望を洗い流す「希望・解放の雨」
まずご紹介するのは、不朽の名作として世界中で愛され続ける『ショーシャンクの空に』です。梅雨のジメジメした憂鬱な気分を映画の力でスカッと吹き飛ばしたい時に、真っ先に思い浮かぶ雨のシーンがあります。
雨が語る物語:
あれほど希望に満ちた雨があるでしょうか。19年分もの泥と絶望を洗い流すかのように、両手を広げて大雨の天を仰ぐアンディの姿は、まさに「自由の解放」を象徴しています。
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②『ベイビー・ドライバー』:若き衝動とシンクロする「疾走の雨」
続いては、音楽とカーアクションの爽快感が魅力の『ベイビー・ドライバー』。一見スタイリッシュな本作ですが、中盤に降る雨は物語を大きく動かす重要な役割を持っています。
雨が語る物語:
最後の強盗作戦の最中、車内で待機するベイビーを襲う激しい雨。足を洗いたいのに逃れられない彼の焦燥感と、「ラストシーンの虹」への鮮やかな伏線となっています。
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③『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語』:大人の事情を逆手に取った「恋と自立の雨」
3本目は、四姉妹の絆とそれぞれの人生を瑞々しく描いた『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語』です。ロマンチックな雨の日の告白シーンの裏に隠された、映画ならではの素晴らしい二重構造に注目します。
雨が語る物語:
去りゆく教授を追いかける「雨の告白」。当時の出版社からの強い圧力とジョーが作家として著作権を守るシーンを交互に見せることで、ただの恋愛映画にとどまらない最高の演出となっています。
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④『生きる LIVING』:余命の寂しさを越えた「覚醒の雨」
最後にご紹介するのは、イギリスのクラシカルな街並みを舞台にした『生きる LIVING』です。人生の終盤、余命宣告を受けそれまで生きる意味を見出せなかった主人公が「残された命の使い道」に気づき、土砂降りのなかへ一歩を踏み出す姿を描いています。
雨が語る物語:
それまでの退屈な日常から一転、悪天候をも跳ね返す凄まじい執念で、主人公が泥臭く闘い抜く姿は必見です。
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まとめ
映画の中の主人公たちがずぶ濡れになりながら何かを掴み取った姿は、天気という事実を超えて、私たちの心に深く語りかけてくるものがあります。
ご紹介した映画の他にも、雨が印象的な映画はたくさんありますよね。
この時期どうしても憂鬱な気分になりがちですが、映画に想いを馳せてみるのも一興の価値があるかもしれません。
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