日常のバタバタや仕事で「あ〜!もうスカッと気分転換したい!」という夜にこれ以上ないほどピッタリな、音楽とカーアクションが最高にスタイリッシュな本作。
「母親の形見のテープのエモさ」や「ラストに隠された雨と虹の美しい伏線」など、リアルな感想と考察をたっぷり語っていきます!
『ベイビー・ドライバー』あらすじ
天才的な運転技術で犯罪組織の「逃がし屋」をする青年ベイビー(アンセル・エルゴート)。事故の後遺症である耳鳴りを消すため、常にiPodで音楽を聴いている彼は、ある日運命の女性デボラ(リリー・ジェームズ)と出会い、裏社会から足を洗うことを決意するが、冷酷なボス(ケビン・スペイシー)に脅され、無謀な強盗計画に巻き込まれていく…
『ベイビー・ドライバー』感想・考察(ネタバレ含みます)
🖋 お顔はベイビー、運転は天才!ギャップ萌えが止まらない魅力
主人公のベイビーは、その名の通りお顔が「ベイビーフェイス」なのが個人的にツボでした笑。壊れても奪われても、どこからともなく次々と出てくるサングラスが本当によくお似合いです。でも、サングラスをとるとやっぱり可愛いベイビーフェイス。私は一体何の話をしているのでしょうか笑
そんなベイビーが組まされる強盗チームは、毎回少しずつメンバーが変わるのですが、いつもイヤホンで音楽を聴いているベイビーは嫌味を言われたり邪険にされたりします。観ていて正直「誰得なの……」と思ってしまうほど裏社会の人間関係はピリピリしています。
特に、ケビン・スペイシーが醸し出す「何とも言えない不気味なボス感」の圧がすごくて、常に画面が緊張感に包まれてるような…。さらに、物語の後半で強盗チームがバラバラに分裂していくシーンの、バディ(ジョン・ハム)の狂気じみた熱演には、手に汗握るほど!
しかし、ひとたび車が走り出せば、音楽とカーアクションが見事にマッチしていて実にスタイリッシュ。サングラスをかけたベイビーの神がかった運転テクニックもこみこみで、すべてがサイコーにかっこいいんです!
🖋孤独な心に寄り添う、母親の形見のテープ
ベイビーがこれほどまでに「音楽(iPod)」に執着するのには、悲しい理由があります。それは、幼い頃に交通事故で亡くした「大好きな母親との思い出」が、そのiPodの中に詰まっているから。
母親が遺してくれた歌声のテープを、ボロボロになっても大切に聴き続けるベイビーの健気さと孤独を知った時、ただのスタイリッシュなアクション映画だと思っていた本作が、一気に切ない人間ドラマとして胸に迫ってきます。
そんな彼の暗闇の世界に突如現れるのがヒロインのデボラ(リリー・ジェームズ)の圧倒的な美しさです。ダイナーのウェイトレスとして歌いながら現れる彼女のピュアな輝きは、すり減ったベイビーの心(そして観ている私たちの心)を、一瞬で浄化してくれるような魅力に溢れています。
🖋雨のセリフが回収される、美しすぎるラストシーンの伏線
特に印象的だったのが、「雨のシーン」と「ラストシーン」の繋がりです。
ベイビーにとって最後の強盗になる日、外には雨が降っています。実は、この強盗先である郵便局に“下見”に行かされたとき、窓口の女性(アリソン・キング)との何気ない会話がありました。
ベイビーが「明日もやってる?」と聞いたところ、女性が「9時から5時(9 to 5)」と答えます。これはドリー・パートンの代表曲のタイトルだそうで、その流れから女性がこう言うのです。
「苦労は嫌だけど、雨のあとに虹が出る(If you want the rainbow, you gotta put up with the rain.)」
初見の時はサラッと聞き流してしまっていたのですが(苦笑)、実はこれが最高の伏線になっていました。
ベイビーは強盗や逃走の手助けを重ねた結果、結局は刑務所に入ることになります。けれど、彼の根の優しさや日頃の善行、そしてデボラや里親(CJ・ジョーンズ)を命がけで守ろうとした姿が認められ、懲役25年のところ「5年での仮釈放」となるのです。
そして出所したラストシーン、ベイビーの頭上には、とても綺麗な虹が出ていたのです…
あの時女性が言っていた、しっかりと苦労(雨)をしたのちに、虹が出るという粋な演出。
そこには、愛するデボラがクラシックカーで出迎えてくれるという、最高のハッピーエンドが待っていました。
まとめ|『ベイビー・ドライバー』がくれた気づき
劇中で語られる「苦労して頑張った先には、きっときれいな虹がある」というこの映画のメッセージは、私たちの日常にも当てはまることがたくさんありますよね。
個人的には「努力は裏切らない」という言葉も頭に浮かびました。成果が出るまで時間がかかることもありますが、私もベイビーのように、これからもブログを続ける努力を積み重ねていきたいと思った次第です!!
来る梅雨の季節、ジメジメした雨が降っても、「雨が上がれば、きれいな虹が見られるかも」と思えば、憂鬱な雨さえもご褒美のように思えるかもしれません。いま目の前にある「雨」の先にある「虹」を信じて、一歩ずつ進んでいきたいものですね。
『ベイビー・ドライバー』3つの見どころ
◆ 音楽と映像が100%シンクロする、新感覚の「大人の音ハメ」アクション
銃撃戦の銃声、車のワイパー、歩く足音にいたるまで、すべての動きがベイビーの聴いているBGMのテンポと完璧に連動!特に冒頭のコーヒーを買いに行くシーンから、観ているだけで最高の爽快感を味わえます。
◆ 『シンデレラ』のヒロインが魅せる、どこかレトロで最高にキュートな恋模様
主人公ベイビー(アンセル・エルゴート)の不器用な魅力と、デボラ(リリー・ジェームズ)演じるダイナーのウェイトレスの可愛さが爆発。二人のピュアな逃避行ラブストーリーは、すり減った心にビタミンを補給してくれます。
◆ 名優ケビン・スペイシーらが脇を固める、スリリングな裏社会の緊張感
ボス役のケビン・スペイシーをはじめとする実力派ベテラン陣が、冷酷な犯罪組織のボスや狂気的なギャングを怪演。ポップな音楽の裏で繰り広げられる、一瞬も油断できない大人のサスペンスも見ごたえ十分です。
🌿こんな人におすすめ
- 仕事や育児、人間関係で心がすり減ってモヤモヤしている方(圧倒的な爽快感で、一気にストレス発散できます!)
- 「ただのアクション映画」ではなく、深みのある切ない人間ドラマに浸りたい方(母親の形見のテープを聴き続けるベイビーの孤独に胸がギブアップします……)
- スクリーンに映る『シンデレラ』ヒロインの圧倒的な美しさに癒やされたい方(デボラのピュアな輝きは、観ているこちらの心まで一瞬で浄化してくれます)
- これから迎えるジメジメした梅雨の夜を、ハッピーな気分で乗り切りたい方(しっかりと苦労した後に綺麗な虹が出るラストは、最高の元気をくれます!)
『ベイビー・ドライバー』配信・購入情報
配信
DVD/Blu-ray
※Amazonプライム会員の方は、追加料金なしで見放題対象の場合があります(初回30日間無料体験あり)。
※各サイトの配信状況、価格、在庫状況は時期によって変わることがあります。最新の情報は各リンク先にてご確認ください。
『ベイビー・ドライバー』作品情報・キャスト
2017年製作/113分/G/アメリカ
原題または英題:Baby Driver
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2017年8月19日
監督:エドガー・ライト
脚本:エドガー・ライト
キャスト:
ベイビー:アンセル・エルゴート
デボラ:リリー・ジェームズ
ドク:ケビン・スペイシー
バッツ:ジェイミー・フォックス
バディ:ジョン・ハム
ダーリン:エイザ・ゴンザレス
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